【準確定申告を電子で!】当事務所も初めて電子で提出してみました
準確定申告が電子申告対応
令和2年分から、準確定申告が電子申告で申告できるようになりました。
所得税及び復興特別所得税の準確定申告のe-Tax対応について
早速、当事務所も電子申告でやってみました。ちなみに申告ソフトは「所得税の達人」を使っています。
準確定申告の確認書
電子申告の対応に伴って「準確定申告の確認書」という新しい書類の提出が必要になりました。厳密には相続人が2名以上いる場合に提出が必要になります。イメージデータ(PDF形式)をe-Taxで送信することができます。現状、相続人全員の自署・捺印が必要ですが、令和3年4月1日以後は税務関係書類(一部を除く)に押印を要しないこととする改正が施行されます。
委任状について
前述の確認書はイメージデータ(PDF形式)で提出することが出来ましたが、委任状(準確定申告に係る還付金を相続人の代表者に一括受領させる場合に、提出する書面)については、下記のとおり紙で提出することになります。この書類が結局紙提出要なので、電子申告をせずに紙で申告をする事務所もあるようです。紙提出だと青色申告特別控除が55万円しかとれなくなるので、その点は注意ですね。
そもそも委任状の提出が不要のケースもあります。例えば還付金がない場合、既に遺産分割協議が終了もしくは遺言で還付金を受け取る人が決まっている場合などです。
まとめ
- 令和2年分の準確定申告から電子申告が可能になった
- 新たに「準確定申告の確認書」という書類の提出が必要になった
- 還付金があって委任状の提出が必要な場合、委任状は紙提出が必要である
- 準確定申告を電子申告でしない場合は、青色申告特別控除が55万円になるので注意が必要である