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経営者の役割って何だろう

はじめに

税理士は、経営者を相手に仕事をさせて頂くことが多いのですが、改めて、現代における経営者の役割ってなんだろう?と、考えていたところ、やはりドラッカーに行き着きました。彼の「プロフェッショナルの条件」という著作の中で、僕が響いた言葉を少しだけ紹介します。

 

経営管理者の定義

  1. 戦時中または戦後間もない時代は、「部下の仕事に責任をもつ者」だった。
  2.  1950年代の初頭には、「他の人間の働きに責任をもつ者」だった。
  3. 今は、「知識の適用と、知識の働きに責任をもつ者」である。

 

このような定義の変遷は、知識が中心的な資源と見られるようになったことを意味します。ドラッカーは、知識が単なるいくつかの資源のうちの一つではなく、資源の中核となったという指摘をしています。

 

知識とは?

  1. ソクラテスにとって、知識の目的は「己を知ることであり、己を啓発すること」だった。
  2.  プロタゴラスにとって、知識の目的は「何を言うかを知り、いかに上手に言うか」だった。
  3. 今日、我々が知識とするものは、行動のための情報、成果に焦点を合わせた情報である。

 

aのソクラテスの言葉は美しいですね。「僕が勉強するのは、己を知るためです」と言ってみたいものです。ドラッカーの指摘では、今や成果ありきの知識という感じでしょうか。この時代で仕事する上では当然ですが、合理的な世の中になりましたね。

 

リーダーたることの要件とは

  1. リーダーシップを仕事(職業)と見ること。
  2. リーダーシップを地位や特権ではなく責任と見ること。
  3. 信頼が得られることである。信頼が得られないかぎり、従う者はいない。

 

これは本当にしっくりきます。経営者も職業なんです。

こう考えると、イライラすることの多い経営者の方も肩の荷が下りる部分があるのではないでしょうか。私はそうでした。

 

前述の通り、経営者とは「知識の適用と、知識の働きに責任をもつ者」なんですから、イライラばかりしている経営者は、経営者としての仕事ができていないのと同義でしょう。

 

また、経営者という地位からか、もの凄く威張ってる方がいますね。尊いことですが、もちろん地位を得ただけでは、威張る理由にはなりません。一つの職業なんですから。そのような方はcの指摘の通り、信頼を得られず、成果もあげることはできない恐れがあることに気づいて頂きたいです。


高木誠